成長期の怪我・スポーツ外傷 腰椎分離症

大人だけではない!子供の腰痛・・・

成長期の疲労骨折

 成長期は身長が伸びるのに伴って、骨も成長途中にあります。

そのため大人と比較して、

骨は柔らかく脆いため骨折しやすいと言われています。

突発的な衝撃で骨折することもあれば、繰り返し運動ストレスがかかることで

疲労骨折を起こすこともあります。

今回お話しするのは背骨の疲労骨折である腰椎分離症です。

分離症とは?

 腰椎分離症は、背骨の椎弓(図1)と呼ばれる細い部分が

骨折してしまうケガです。小学生から高校生まで成長期に幅広く起こりやすく、

強い痛みを伴うこともあれば、あまり痛みはなく

大人になってから発見されるというケースもあります。

放置すると後々重症化しやすいケガのため早期に発見し、

治療を開始することが重要です!

どんなスポーツに多い?

 さまざまなスポーツ競技で報告されており、相手選手との接触の有無に限らず

全てのスポーツ競技で起こりうるケガと言えます。

特に腰の「反り」「捻り」によって

背骨に大きなストレスをきたすことで疲労骨折を招くため、

例えば「野球のピッチング」や「サッカーのシュート」、

「水泳のバタフライ」などのような動きが伴うスポーツでは注意が必要です。

治療方針は?

 腰椎分離症は画像によって診断されます。

X線(レントゲン)では早期発見が困難なため、

一般的にはCTやMRIによって確認を行います。

これらによって骨折の進行度を判別し、治療方針を決めていきます

稀に手術による治療を行う場合もありますが、

ほとんどの場合は、コルセットを使用しながら安静を図って

骨癒合を図る保存療法になります。

スポーツ復帰にかかる期間は、軽症であっても3ヶ月

重症化している場合は半年以上かかる場合もあります。

予防のためのセルフケア

 ここで重要となるのが股関節の柔軟性です。

股関節の動きがかたく制限されてしまうと、

腰部にかかる負担が大きくなるため改善が必要です。

股関節のストレッチ(1〜3)の方法を

ご紹介しますので、

参考にしてみて下さい。

これらの運動は

大人の腰痛予防としても効果的です。

無理のない範囲で行ってみてください。

             (猪熊)

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