VOL.14:ビッグファイブで自分を知る

 ビッグファイブとは主要5因子と言い、

5つの指標で人間の性格を理解するというものです。

これを使って他人にあれこれ言うのではなく、

自らの今の状態を推しはかると言うものです。

ではさっそく、どうぞ。

 次の事項が自分にどのくらい当てはまるのかを記入してください。

なお、全く当てはまらない:1、ほぼ当てはまらない;2、

どちらかといえば当てはまらない;3、どちらでもない;4、

どちらかといえば当てはまる;5、ほぼ当てはまる;6、

全く当てはまる;7で評価してください。

私は、自分のことを・・・

①活発で、外交的だと思う             

②批判的でもめごとを起こしやすいと思う

③しっかりしていて、自分に厳しいと思う  

④心配性でうろたえやすいと思う       

⑤新しいことが好きで、変わった考えを持つと思う

⑥無口で静かだと思う  

⑦同情しやすく、優しい人間だと思う  

⑧だらしなく、うっかりしていると思う

⑨冷静で、気分が安定していると思う 

⑩独創的ではなく、平凡な人間だと思う

集計方法は以下の通りです。

誠実性=③の点数+(8ー⑧の点数)÷2

協調性=⑦の点数+(8ー②の点数)÷2

情緒安定性=⑨の点数+(8ー④の点数)÷2

開放性=⑤の点数+(8ー⑩の点数)÷2

外向性=①の点数+(8ー⑥の点数)÷2

点数はどうなりましたか?

外国人が外国人のために考えた方法です。

日本人にピッタリとはいかないと思います。

しかし、自分のことを理解したい時には参考になるとも考えます。

外国人の平均値は4前後が多いようです。

(誠実性4.61、協調性4.69、情緒安定性4.14、解放性5.51、外向性3.98)

 自分が平均より少し不得手な部分はあるのか?優位な部分はあるのか?を知り、

周りの環境や周囲の人々と

どのような生活を築いていくのかが重要なポイントになります。

●誠実性が高い人は真面目で計画的な人が多く、

それは学力や努力と直接的に結びつくため収入や健康度が高くなります。

一方、芸術的な分野では力を発揮しにくくなります。

わたし個人的には誠実性より規律性と言う日本語が適当だと思いました。

●協調性が高い人は健康度や幸福感が高いようです。

しかし仕事や社会性においては、高すぎても低すぎても良くないとの事です。

周りを顧みないと孤立するでしょうし、

気を使いすぎると自分のことがおろそかになるからです。

協調性は高ければ高いほど良いと思っていた私でしたが、反省しきりです。

●情緒安定性が高いと他の特性をさらに増幅・安定させることが出来ます。

低い場合にはネガティブ状態になりやすくストレスが高い生活がうかがえます。

一方で周りに敏感になることはリスク管理能力が高くなると言われています。

●開放性が高い場合、新しいことを受け入れることに魅力を感じます。

多くのことを体験するがゆえにネガティブな感情も

ポジティブな感情も両方を体験することになります。

複雑な世界観の中、クリエイティブな能力が発揮されます。

●一般的に外向性の高い方が社会生活に有利と言われてきました。

外向型は質より量。報酬が増えて頑張れます。対人関係も親密になれます。

しかし1人で黙々と行動するのは苦手のようです。

外向性は平均的な方も多いのではないでしょうか?それは両向型といい、

バランスが良くて最も優れている可能性を秘めているそうです。

営業職もこのバランスが取れている両向型が

最も成績が良いという結果もあるようです。

 このような性格は遺伝的な影響も強いそうです。

しかし、時と共に変化していくこともあるそうです。

時代に合わせて変化できる人が最も活躍できるような気がします。

私ももう一踏ん張り頑張ります。

参考書籍:ブライアン・R・リトル 児島修(訳)、自分の価値を最大にする ハーバードの心理学講義、大和書房(2016.7.1

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