私が初めて中古の物を意識したのは幼稚園の時に、姉のおさがりの園児服を着た時です。
登園するとみんなと色が少し違います。
そしてふにゃふにゃしていました。
でもよーく見ると同じ感じの園児服を着た子が数名いたのを覚えています。
その時も嫌だとは思いませんでした。
その後もおさがりシステムは田舎のよく出来た資源循環サイクルとして身近にありました。
そのためか、私は中古品が嫌いではありません。
いえ、むしろ好きです。
古本・古着・中古車・アンティークウォッチ・アンティーク家具・・・
古着は昔から好んで着ています。
あの独特の匂いも嫌いではありません。
40年以上前には外国製の洋服は中古以外では手に入らなかったような気がします。
もちろん値段の事もありますが外国に憧れを抱いていたのが最大の理由でしょうか。
車も時計も家具も欧米の物に憧れ、好んで手に入れていました。
本物のアンティークと呼べるような高価なものは1つもありませんが、
自分がかっこいいと思った物を手にした時の喜びは大きなものでした。
今ではネットがあるので、探す事も楽になりました。
逆に喜びは半減したかもしれません。
中古というと古くて汚れている物というイメージですが、アンティークというと味がある昔の物という印象になります。さらにヴィンテージというと古くても価値がある物に感じます。
表現の仕方でずいぶん違いますね。
元来中古品で十分な私ですが、去年いわゆるヴィンテージ物を手に入れました。
それはアコースティックギターです。
1960年から70年代はアコギのブームでした。
私もお小遣いとお年玉を貯めて買いました。
私がギターに興味持つ前の時代に日本で作られたギター。
当時1万円の安いギターが良く鳴るらしいのです。
ギターは木で作られています。その木が乾けば乾くほど、響くようです。
そんなジャパンヴィンテージギターを購入しました。
いえ、正確には長女が初任給で買ってくれました。
ヤマハの赤ラベル、宝物が一つ増えました。