リハビリの時間に運動だけではなく、
塗り絵や絵画、編み物などをすることがあります。
これは考えることや記憶をすることが
苦手な方に対してそのリハビリとして行っています。
考えたり覚えたりしながら行う作業は
認知機能の維持に役立つと言われており、
日常生活の中で行っている料理や掃除なども実はその一つになります。
例えば「絵を描く」という作業も、
何を描くか? → どこから描くと良いか? → 適切な道具はどれか…
と、計画を立てたり選択したりを繰り返して完成させていきます。
これは皆さんが日常生活を送る中でも無意識に行っていることですが、
これが苦手になると料理の段取りがわからなくなったり、
行動が行き当たりばったりになりやすくなったりするのです。
ここで、最近当院のリハビリの中で作成したものを
いくつか紹介したいと思います。
二匹のトンボ
マクラメという編み方です。
正しい順番で編んでいかないと
上手く形にならないので1つ1つ手順を
確認しながら作成します。
ハロウィンに向けて作成したカボチャ
ガシャポンのカプセルと紙粘土で
作成しており、
起き上がりこぼしになっています。
起き上がるしくみを作ったり、
紙粘土で成形したりなど、
工程の種類が多いので、
先のことを考えながら作成します。
趣味の作業や興味のひかれる作業を行うことで
楽しく脳のトレーニングができると良いですね。
脳トレにチャレンジ!!
今回は、クロスワードパズルを用意しました。
点線に囲まれた問題の答えを隣の四角にひらがなで当てはめながら回答してください。
最後に橙色に当てはめた文字を順番に並べると…!?
答えにたどり着かなくとも、考えるだけで脳はたくさん動いています!
ぜひ挑戦してみてください。 (堀口)
※ 答えは一番最後にあります
答え:たつどし(辰年)