私たち人間は、長くてバランスの悪い身体を小さな足で支えています。
今回は、
「衝撃吸収・安定保持・移動促進」
という異なる機能を高水準で発揮できる足についてのお話です。
四足歩行の時には足は手と同じ機能だったと考えると、
どれほどのポテンシャルを秘めているのか想像できます。
足の骨は26個、そうです手の骨もほとんど同じ27個。
私がリハビリセンターで出会った方は、
両手がなく足でタバコの箱をトントンして一本を抜き出し、
口にくわえさせ、もう一方の足でライターの火をつけ美味そうに吸っていました。
あの衝撃は忘れられません。
足は手ほどに物を掴む。
人に限界なし!
そう確信に変わりました。
足指の機能が高まると、バランスが向上します。
そして歩く時の蹴りが強くなります。
さらに危険察知の急停止が出来るようになります。
では、具体的なトレーニング方法です。
まずは準備運動として、グーチョキパーを行います。
グーは全ての指を握ります。
チョキは親指のみ顔の方に持ち上げて他の指は足裏方向に下げます。
パーは親指を内側に、小指を外側に開きます。
これを3~5回繰り返しましょう。
次に、椅子に腰掛けます。
床にタオルを敷き、その上に足を乗せます。
踵は固定したまま指だけでタオルをたぐり寄せます。
端までたぐり終えたら、タオルを伸ばして10回繰り返します。
力が強くなると2kgの重りを載せても引くことが出来ます!
(当院での関取の最高記録は23kg!)
レッツチャレンジ!
皆さんの足が健康になれますように
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