セルフエクササイズの主な項目として、ストレッチと筋力トレーニングがあります。
どちらも非常に重要な運動ではありますが、これらについて意味が混在している患者様を多くお見掛けします。
しかし、この2つは目的や方法などが、大きく異なる運動であり、間違った認識で行っていると自分の求めている効果を得られない可能性があります。
そこで、今回はこの2項目ついて簡単な説明をさせて頂きたいと思います。
①ストレッチについて
ストレッチとは、筋肉を伸ばすことで関節の動く範囲を広げることを主な目的とした運動です。
筋力トレーニングと大きく違う点は、ストレッチでは筋肉はつかないということです。
②筋力トレーニングについて
筋力トレーニングとは、その名の通り筋力をつけることを目的とした運動になります。
ストレッチと大きく違う点は、筋力トレーニングでは筋肉は伸ばせないということです。
ちなみに、単純に歩くという動作は、筋力をつけるということには不向きな運動です。歩くことは、心肺機能や持久性の向上、またダイエット等には効果的ですが、筋力トレーニングとしては効率の悪い運動といえるでしょう。
今回は簡単に、ストレッチと筋力トレーニングの違いについて説明させて頂きました。
ご自分が必要なのは、関節が動く範囲を広げることなのか、筋力をつける事なのかを考え、この2つを上手く使い分けて、適切なセルフエクササイズを行いましょう。